植木職人紹介:冨澤卓

●参考ブログ:冨澤卓・植木職人記  

今日もアンパン片手に、ひと仕事!

 
─みっちゃんさんと同じ質問をしていきますが、植木職人になったきっかけは何だったんですか?─
 
親方とは小中学の幼馴染で、15年のとびを経て、池上植木に入社しました。50mの足場経験もあり、高い場所は得意です。親方曰く、植木屋に必要な課題は解消されたも同然で、あとは場数を踏むだけと、期待の逸材です。すでに外構工事をメインに、刈り込み剪定・伐採・草刈り・造園づくりに携わり、着実に仕事をこなしています。取材をしていて肝が据わっており、度胸がありそうなのが印象的でした。
 

とび職を、どう活かすか

ある工務店の社長に「お前がいてくれたから、作業を終えることができた」とおっしゃっていただき、我ながらよくできたなあ~と思い返すことがあります。短納期、人員不足、やることがありすぎて、正直無理な要望でした。そこで、段取りがすべてと語る冨澤さんは、まず、職人さんの一日にできる仕事量(目標)を把握し、納期までの日数を逆算しました。この計画が立てられたのは、足場づくり以外の仕事を経験していた彼ならではの発想でした。大工工事・電気・水道・屋根・板金・左官の細かいことも、それぞれの職人さんの焦りや不安も分かっていた。だから、その日その日をこなしていくうちに、肌感覚で達成できると踏めたのです。
その中で冨澤さんは、あまり出過ぎないように、したそうです。「自分は頑固だから、人の意見を聞かなくなる」それだとみんなに迷惑をかけるから、だから、控えめくらいが丁度いいと謙遜されていました。
 

これからの自分

とび職は、足場組みがメインで、解体するからカタチが残らないんです。その点、剪定や庭づくりは、それがある。さらに、植木は自然のものなので、四季のそのときそのときを味わうことできる。「植木屋はその瞬間を大切に扱うもの」、そう親方からも言われました。本当に自然は難しい。
予想もできない枝が生えてきたり、枯れちゃったり。その点、親方や文正は、人間味が植木に表れている。仕上がりは1年経っても綺麗なまま。技術がないと形が変わっちゃいますが、木の特徴を捉え、将来のことを考え剪定している。お客さんは笑顔だし、気持ちよさそうな木を見てると、経験の違いを感じます。
15年のとび経験で、最初の1年はまるまるかたづけでした。役に立たないんです。その経験から、いまは、仕事への順応性に自信があります。ならうより、なれろ!です。
やってみて、なれて、つづけて、向上心を持つ。どういう風に工夫したら。もっとうまくできるか。この我流から、お客さまの要望を第一に、親切丁寧に作業していきます。おっと、コーヒーも忘れずに!