現場経験を買われ入社
─植木職人になったきっかけは
親方とは小中学の幼馴染で、15年のとびを経て、池上植木に入社しました。50mの足場経験もあり、高い場所は慣れています。親方曰く、植木屋に必要な課題は解消されたも同然で、あとは場数を踏むだけと期待の逸材です。すでに外構工事をメインに、刈り込み剪定・伐採・草刈り・造園づくりに携わり、着実に仕事をこなしています。取材をしていて肝が据わっており、度胸がありそうなのが印象的でした。
とび職の経験を活かし、外構部門で活躍
工務店の社長に「お前がいてくれたから、作業を終えることができた」そう言っていただいたことが思い出にあります。ある現場で短納期、人員不足、ほとんど無理な要望でした。そこで、段取りがすべてと語る冨澤さんは、職人さんの一日にできる仕事量(目標)を把握し、納期までの日数を逆算しました。この計画が立てられたのは、足場づくり以外の仕事を経験していた彼ならでは。大工工事・電気・水道・屋根・板金・左官の細かい作業、それぞれの職人さんの焦りや不安も分かっていた。だから、その日その日をこなしていくうちに、肌感覚で達成できると踏めたのです。
その中で冨澤さんは、あまり出過ぎないよう心掛けたそうです。「自分は頑固だから、中心になると人の意見を聞かなくなる」それだとみんなに迷惑をかけるから、控えめくらいが丁度いいと謙遜されていました。
これからの自分
とび職は、足場を組んだら基本解体します。だからカタチが残らないんです。その点、剪定や庭づくりは、それがある。さらに、植木は自然のものなので、四季のそのときそのときを味わうことできる。「植木屋はその瞬間を大切に扱うもの」、そう親方からも言われました。本当に自然は難しい。
予想もできない枝が生えてきたり、枯れちゃったり。その点、親方や文正は、人間味が植木に表れている。仕上がりは1年経っても綺麗なまま。技術がないと形が変わっちゃいますが、木の特徴を捉え、将来のことを考え剪定している。お客さんは笑顔だし、気持ちよさそうな木を見てると、経験の違いを感じます。
15年のとび経験で、最初の1年はまるまるかたづけでした。役に立たないんです。その経験から、いまは、仕事への順応性に自信があります。ならうより、なれろ!です。
やってみて、なれて、つづけて、向上心を持つ。どういう風に工夫したら。もっとうまくできるか。この我流から、お客さまの要望を第一に、親切丁寧に作業していきます。おっと、コーヒー忘れてた!
特技は蜂駆除
こころの風景
病気との闘い
今、私は難病のクローン病に掛かってます。 クローン病は 一般的な症状は腹痛と下痢です。しかし、口から肛門まで全ての消化器官に炎症を引き起こす可能性があるため、症状は人によって大きく異なります。
典型的な症状:
腹痛 下痢 体重減少 発熱 肛門の痛み 肛門から膿が出る 血便 口内炎 目の炎症 手足の関節の痛み など
一度症状が改善しても、再発を繰り返すことが多いのもクローン病の特徴の1つです。
辛い時も有りますが、今は安定期に入り症状も安定してます。日本の医療は日々発展、進化しており薬や医療制度もしっかりしてるので凄く助かります。
病気に成った事はショックでしたが、挫けても嘆いても仕方無いので(1日1日を楽しく)を心掛け過ごして行きます。
今回は自身の事をお話しましたが、次回からは現場でのあんな事やこんな事をお届けしますのでお楽しみ下さい。ビックリするほど元気でハッスルしてますからねぇ〜